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ピッタードの枇杷(びわ) 1

枇杷
 2008年2月に5年間の中国勤務を終えて帰国しました。新しい部署は仕事で英語を使わなければならないところでした。英語に自信がなかった私は仕方なく5月からマンツーマンの英会話授業を受けることに。先生はピッタードというアメリカ人のおっさんでした(本当は金髪のお姉さんがよかったのですが・・)。とても気のいいアメリカ人で授業自体はとても楽しく、やたら誉めてくれるので、英語の自信もつきました。職場の小さい会議室で授業をしたのですが、授業が始まる夜7時には冷房も止まってしまい、汗だくになります。ピッタードの強い体臭には閉口しました・・。ある日、このピッタードが、鞄から小さな枇杷を取り出しました。自宅の庭でとれた枇杷だから食べてくれとのこと。サンキューとは言ったものの、自宅に戻ってからは食べることに逡巡してました。でも、せっかくくれたのだからと食べてみると結構おいしい・・。種を捨てようとした時に、彼が「種を植えると7年後に実がなるよ」との言葉を思い出し、半信半疑でマンションのルーフバルコニーにあったプランターに埋めてみました。あまり期待はしてませんでした。1ヵ月後。なんと芽が出ていまいした。芽が出たものを鉢植えにしました。全部で8つの芽を鉢に植え替えました。そのうちの1つを描いたのが写真の絵です。高校の時に彼女に油絵を描いてプレゼントして以来一度も筆を手にしていませんでした。ところが、このかわいい葉をつけたばかりの枇杷の木を見たとき、突然この枇杷を描きたいと思ったんです。8つの鉢植えのうち5つは枯れてしまいました。じつは、ブログでも紹介した「ブナで作った花」の茎や「マンタ」の尻尾,それに「プロフィール」の蛙が持っている釣竿はこの枯れた枇杷の枝で作ったものです。枯れた木もまさかこんな風に使われるとは思っていなかったでしょう。鉢植えから7年経った今年、ついに枇杷の木に実がつきました。鉢植の枇杷に実がつくものかと長年疑問に感じていましたが、ピッタードの言ったことは本当でした。しかも、突然思い立って油絵にした枇杷の木にだけ実がついたんです。あの時、何か不思議な力が私に筆をもたせた気がしてなりません。まだオリーブくらいの青い実ですが、橙色に色づいたら写真をとって紹介します。もちろん味についても。
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[ 2015/05/13 21:24 ] その他 | TB(-) | CM(0)
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