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インドの牛リターン

 彫る対象を選ぶ時に大切なのはパッションの有無。彫ったことが無い動物が彫る動機になることもあります。でもこれはパッションではなく技術的なチャレンジの要素が強いです。パッションは私のハートに強いメッセージが届くこと。ここ10年のタームで考えると、2度訪れたインドは実に魅力的な対象物がいました。今回6体彫った野良犬たち。以前も書いたと思いますが、日本の犬とは異なる自立した生き様に心を激しく揺さぶられました。リードにつながれている犬と野良い犬の違い。それは尊厳とも言えるかもしれません。生きる自由と死ぬ自由。天と地の差があります。実はインドだけではなく、これまで訪れたチベット、ブータン、フィリピンでも目にした野良犬たちには共通する魅力がありました。
 次に何を彫ろかと思っていましたが、もう一度インドの牛を彫りたいと思いました。犬よりも何倍も存在感のある牛。日本では牛舎に閉じ込められて、生きるも死ぬも人間次第の状態。インドの野良牛はただ生きるためにゴミを求め、ゴミを漁って生を永らえています。インドでは聖なる存在の牛は人間に殺されることはありません。養えなくなると路上に捨てられるだけ。生きることは辛いよなぁ。色々と思うところの多いインドの牛をいくつか彫ってみます・・。

インドの牛再び
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[ 2017/07/11 17:23 ] 木彫 | TB(-) | CM(0)
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