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木彫りことはじめ第6回 切る(テクニック編)

 久々の木彫りことはじめです。四角い立方体の材でも外側をまっすぐ切ることはさして難しくありません。難しいの内側の切断。動物の4本足の内側を彫る時などです。薄い材なら糸鋸で内側を切ることもできますが、今回彫ったヒグマのように分厚い材では糸鋸は使えません。切断したい部分は最初の写真の網掛けのところ。私の場合は、鋸で切り込みを入れてから、鑿で削り取っていきます。ここで注意が必要なのは木目です。2枚眼の写真のようにこの材は横方向に木目が走ってますよね。木目に垂直の鋸を入れて、木目に沿って鑿を打ち込むというわけです。鋸での切り込みが足りない状態で鑿を打ち込むと大変なことになります。鑿を打ち込むんだ木目は大きく裂けていくからです。実は「微睡む犬」の時にこれで大失敗をしました。体の1/3のところで真っ二つに裂けるという事態が発生。しばし放心状態でした。でも大丈夫。木工ボンドで接着することにより完全にくっつきます。木工や木彫りをやっていると、切りすぎたり、折ってしまうことはどうしてもあります。うまく木工ボンドで接着することで大抵のミスはリカバリー可能です。木工教室に通っていた時にいくつかの方法を学びました。

 さて、2/12(11の夜は羽田で前泊)~27までインドのカルナタカ州に行ってきますので、しばらくブログはお休みします。帰国後にインドの様子もブログで紹介します。


キル3
キル4
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[ 2017/02/09 09:43 ] 木彫りことはじめ | TB(-) | CM(0)

木彫りことはじめ第5回 切る(道具編)

 彫りたい対象物の横面と上面の図が画用紙に描けたら、それを切り取って型紙にします。型紙どおりに木材にマジックで線をなぞっていきます。下の写真(今日から作業に入ったニホンカモシカ)の感じですね。
 真四角の木材から彫刻刀のみで削っていくのは途方もない労力が必要になりますので、出来る限りノコギリで切れるところまで切っていくのがコツです。上の写真が私が使っているノコギリです。このノコギリも安いものは避けた方がいいでしょう。切れないノコギリでの作業は疲れるばかり。この段階でいやになってしまいます。右から2番目のノコギリは先日東急ハンズで購入したもの(刃の交換が可能なもの)。刃が両面(木目にあわせて切る刃と木目に垂直に切る刃)にあるので。このタイプをお勧めします。プロの彫刻家の方はバンドソーを使っていますが素人はやっぱりノコギリですね。
 動物の体は曲線ばかり。真ん中の糸鋸の出番です。大きなノコギリが使えない細かいところは左端の小さな鋸も必要。いずれもホームセンターで1000~2000円で買えます。
 それからできれば用意した方がいいのが下の写真のような作業台(または万力/バイス)。手で押さえながらの作業はミスしやすく、なにより危険です。        つづく。

キル1
キル2
[ 2016/12/28 15:14 ] 木彫りことはじめ | TB(-) | CM(0)

木彫ことはじめ第4回 2次元から3次元へ


 前回の続きです。木が先か、アイデアが先かについてはどっちでもいいというのが結論です。彫りたいものがあるというのはとても大切で、この気持ちがないと先に進んでいくことは出来ません。私の場合は魚でした。最初からうまくいくことはないので、まずはなんでもいいので彫ってみることですね。とりあえず木を購入してみるというのもありです。その木で彫れるものを考えてみる。私はコピー用紙に木材の寸法どおりに横面と上面の線をボールペンで書いて、その枠の中に鉛筆でま横の姿とま上から見た姿を描いてみます。理想は木材のサイズを最大限有効に使うことですが、どうしても木材の多くを使わないということになります。購入した木の3/2は廃棄することになります。
 真横と真上の図を描く、と言ってもこれが結構難しい。例えば写真やネットの画像を見て彫りたいものが見つかっても、その動物(魚)の真上(真下)からの姿というものを想像で描くことはかなり難しいです。私の場合は、あらゆる手段を尽くして、まず対象物(あるいは似たもの)の上下左右前後の画像を集めます。画像、雑誌、ネット、youtubeなどなど・・。写真は「インドの犬」を彫った時に集めた画像です。2次元の情報から3次元のものを作るためには必要なものでした。youtubeで動く姿を見ることもとても大切です。                                                                         つづく
コトハジメ4
[ 2016/12/16 20:47 ] 木彫りことはじめ | TB(-) | CM(0)

木彫りことはじめ第3回 木が先か、アイデアが先か

 木彫りを始めるのであれば、やはり楠をお勧めします。ではどこで買うかということですが、ホームセンターとかの店頭では置いてないので(東急ハンズでも端材を売っていますが楠は見たことありません)ネットで買うしかありません。「彫刻材」とか「端材」とかで調べるといくつもヒットしてきます。私は5社くらいから購入しています。どこのお店でも2~4方面から撮った写真と寸法・値段が表示されていますので、自分が彫りたいものに近い端材を買えばいいです。これらの木材屋さんでは、カード決済ではなく、銀行振り込みや着払いがほとんどです。何故でしょうね。
 私の場合は①彫りたいものをデッサンし、その寸法に合う端材を探す、②よさそうな端材があればとりあえず買っておいて、あとから何を彫るかを考えるという2パターンです。彫り始めた頃、魚ばかり彫っていたころは①でした。でもそのうちに魚を彫るのにちょうどいい端材は買い尽くしてしまい、②のパターンに移っていきました。写真はアリゲーターガーの型紙です。アリゲーターガーのための細長い端材をまず探しました。そして見つけた端材の寸法で写真のような型紙を作ってみて、これならこれくらいものが彫れると確認してから注文ボタンをポチッと押す、という感じです。 つづく。


コトハジメ3
[ 2016/12/10 08:27 ] 木彫りことはじめ | TB(-) | CM(0)

木彫り動物ことはじめ 第2回 木材について

 どの木を彫ったらいいのかというのは最初はわかりませんよね。私は最初がタモ、次に楢でした。楢はとても硬くて手に負えず、すぐにギブアップしました。それから色んな木に挑戦。桂、栃、朴は彫刻向きということでまずトライしました。桂は柔らかく細かい細工には向いていませんでした。栃は硬くて切るのも彫るのも大変ですが、味わいのある木肌が魅力。私の初期~中期にかけての魚のほとんどは栃で彫っています。ただし、切るだけで体力を消耗します。彫るのもかなり力が必要。この栃を使っているときに、もっと切れるノコギリ、彫刻刀が必要と思い、いい道具を揃えるきっかけとなりました。栃の場合は作品を一つ作るのに3週間位かかりました。次に試したのは、楠、神代楠、シナです。楠は彫刻の材料としては最もポピュラーな材であることが最近わかってきました。11月に行った2度の木彫の個展でも材はいずれも楠だったと思います。私も楠は大好きです。まず匂い。これは多くの彫刻家の共通の声です。彫る感触が気持ちよく、細かい表現も可能です。神代楠もほぼ同じ。ただし結構値が張ります。シナは入手が比較的簡単なので使い始めました。手ごろな値段と動物や魚を彫るのにちょうどいいサイズ感。ただし柔らかいので細かい表現には丁寧な仕事が求められます。現在の私の主力の材です。どのように購入したらいいのかは次回で紹介します。写真の一番左が楠、右2つがシナです。「ことはじめ」について何か質問があればドシドシ聞いてください(コメント欄をお使いください)。 つづく。

コトハジメ2
[ 2016/12/04 17:00 ] 木彫りことはじめ | TB(-) | CM(0)

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